箏曲曲集紹介♪



宮城道雄作曲

このページは宮城道雄作の曲をご紹介していきたいと思います。今後の公演に用いられるものを優先的に随時アップ致します♪

  • 四季の柳
  • 年代:昭和29年   作詞:磯部艶子

    柳を女性の髪に見立て、その四季のありさまを年齢の推移にことよせて、うたい綴ったものです。

    最初の春の柳は、少女の振り分け髪にたとえられています。
    続いて夏の柳は、優艶な女性の洗い髪に、秋の柳は乱れ髪、もつれ髪と見立てて、人生の凋落期の苦悩を象徴するようであります。
    やがて冬が到来し、雪をかぶった柳は老女の白髪に見立てられ、それは多くの苦悩を超越した美しい姿であり、長寿の象徴としてめでたがられます。 ここで新年の祝いに飾られる柳の枝につながってめでたく詠みおさめられています。
    いかにも、女性の作られた歌であります。

    歌詞

      

    (前弾)春風に なびく柳は 乙女子の  振り分け髪よ 管の根の長き日ねもす 鶯の 


    のどかに歌ふ 毬歌の 手毬かけたか おぼろ月  

    (合)夏の夕べの 洗ひ髪 風にとかせて たをや女が 待つは蛍か 月影か

    絶えずささやく 川水の 行方見送る 柳腰  (手事)
     
    淋しき秋の 訪れに あはれ狂女の 乱れ髪 (合) 解けぬ思ひの もつれ髪(合)

    誘ふ嵐の 戯れに 落葉数へて 水鏡 (合)

    雪の朝の 九十九髪 憂き瀬を超えし 老いらくの 永き齢を 巻き込めて

    千度八千度 くりかへす 年の始めを 祝ふは柳 (合) 年の始めを祝うは柳

     
  • 北海民謡調
  • 年代:昭和29年 

    昭和29年7月、北海道の宮城海が中心となって、札幌をはじめ道内各地で宮城道雄を聴く演奏会が催されました。 宮城道雄はその折に前々からの約束であり、当地の人々へのお土産という気持ちから「ソーラン節」と「江差追分」を 演奏したのです。
    のちにそれを改作してまとめたのが、この「北海民謡調」です。

  • 花紅葉
  • 年代:昭和2年   作詞:桜居女

    「花紅葉」の曲名の意味は「花(桜)と紅葉」であって、歌詞の第一節は桜、第二節は紅葉を、それぞれ愛でた内容です。 第一節と第二節は全く同じ詞型で、最初の一句(六音句)を字余りとみなせば、五七五七・・五七七という長歌の形ですが、 音調は全く七五町で貫かれています。
    この二節の歌詞を、前歌と後歌に配し、その中間に長い手事を挿入した、三曲合奏の手事物形式の曲です。

    歌詞

    さくら さくら     都の花は あでやかに


    山の緑に まじりては    その色更に うるはしく

    やよひに香ふ 花こそは   さながら人の 盛りなれ

    花を見る日は 短きも   風に従ひ 雪と散り

    川に浮かべる 花びらの   行方もたのし 水のまにまに

    (手事)

    もみぢ もみぢ      山のもみぢの うるはしや

    すぎの緑に まじりては     その色更に あでやかに

    しぐれにぬるる もみぢこそ     おのづからなる たくみなれ

    めづる日かずは 短かきも    さそへる風に まかせ散り

    川に漂ふ あやにしき     行方もをかし 水のまにまに


    古曲

    古曲についても、宮城曲同様、随時アップしていきたいと思います!


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